大嫌いなの 【完】

「どっか行ってよ…」


こんな私、大嫌い


葉月くんに見られたくない。


私は走った。


葉月くんが追いかけてくることはなかった。


私は泣いた。


誰もいない教室で


気持ちが落ち着いたから教室に戻った


なぜかみんなが笑って、はしゃいでいた。

「おめでとー!」

「二人ってお似合いだと思ってたんだよね!」

その言葉を向けられている二人を見て私はまた静かに涙を流した。


もう…嫌だ。



【芽依side】
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