『191ヶ月13日の命』
I am still alive today.
I believe we can meet again.

あなたの家族や友達、恋人がいきなりの事故で
命を落としたらあなたはこれからをどう生きますか?
そして何を想い続けますか?

これから書く事は全て実際に起こった出来事です。

信じたくない、受け入れたくない、どうか夢であって欲しいとどれだけ願っても待ち受けていた現実はただ一つだけでした。
何も考えられない中、時間だけが過ぎ、学校に行くのも辛く、家に引きこもって泣くしかできず、生きている心地がしませんでした。
私は当時、何年も続けて毎日書いていたブログが書けなくなり、家にあったパソコンにその時の気持ちを書き残したいと思い、キーボードを叩き始めました。
自分の感情や彼に伝えたかった事、感謝より後悔しか出来なかった自分への怒りが沢山込み上げてきて思うがままに書いていた時に"大切な事を忘れない"ためにも受け入れなければならない『今』を〝現実逃避〟という言葉で片付けてはいけないと思い、些細な事でも自分に出来る事を探し求めました。

これからお話する事故のニュースはテレビや新聞にも取り上げられていました。

その頃から今も変わらず、毎日必ず耳に入るのは世界中の悲しいニュースです。
ニュースなどで悲しい出来事を耳にしたり目にしたりしても、同じ経験をした人でないと、忘れ去ってしまいます。

今までもち続けた彼に対する思いとともに、ずっと私を支えてくれた両家族、友達、学校の先生への感謝の気持ちを書き残したいと思います。
そして、私の大切な人が残してくれた〝命の大切さと生きる力〟の意味を世界中の人々に伝えたいと思いました。

私が「191ヶ月13日の命」と題し、必ず本格化を目指す理由、それは過去も現在も未来も『生きる』事は全て共通していると思うからです。
私の大事な彼が最後に伝えてくれたことを一人でも多くの人に分かち合い、生きていることの幸せを伝え、辛いこと・苦しいことの中にあっても強い心をもって生きてほしいと思い、これを記したいのです。

それを通して、15歳でこの世を去った野球少年の存在を知ってほしいのです。
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