夢のつづきを君と歌う
馨は私たちのテーブル席に混ざって、美咲の隣りに座っている。
二人はのやり取りには初々しさがあって、ちょっとしたイチャつきも全く悪い気はしなかった。
むしろ目の保養的な感じさえするよね。
「私は抹茶サンデー食べようと思ってるよ」
「美咲は?」
「私は苺サンデー食べる」
「じゃぁ、僕はチョコにしよっかな」
馨は呼び出しボタンを押すと、真ん中に置いてあったポテトをつまんで食べた。
しばらくして女性店員が来ると、私たちの分も注文をしてくれて立ち上がる。
「帆乃愛ちゃん飲み物いる?」
「じゃぁ野菜ジュースお願い」
「分かった!」
気が効くなぁなんて思いながらコップを渡すと、馨はドリンクバーへと向かっていった。