夢のつづきを君と歌う
「ただし真面目に活動してくれる方が対象になります。
それと、入ったからって『Will』には入れません。私たちは今のメンバーが最高だと思ってます。
ですが学園祭や入学式、卒業式で一緒にライブを盛り上げたいと思ってるので一緒に頑張りましょうね」
「そうそう!
だから楽しく発表する曲を練習していけたら良いなぁ!
あと俺ね、やってみたいことあるんだ!
グループ対決みたいなとか面白そうだよね!」
「ちょっと磬くーん。突っ走らないでくれる?」
「ごめんね!怖がらせちゃまず──」
「ん?私が怖いって?」
「ち、違う違う!そんなんじゃない!!」
「あはは!どもってるよ」
奏音の笑い声に、聞いていた生徒や先生たちが声を上げて笑った。
やっぱり磬がいると場のムードが違ってくるなぁ。