夢のつづきを君と歌う


三人が話していると軽い口喧嘩から雑談タイムになりそつで、後ろから亮平が注意した。



「おい、お前ら。あんまりふざけんなよ」


「分かってるって、リョウ。

あー、そんな感じで来週の火曜日から活動予定なんで!
見学しに来てくれよな!

ちなみに顧問は……。あれ、八重樫センセイどこー?」




奏音が首を傾げると右端にいた八重樫先生が手を上げて居場所を教えた。



「あぁ、いたいた。
ハイ。皆さんあちらに注目してー」



へぇ、あの人が『軽音部』の顧問の先生になるんだ。

先生もイケメンじゃん。



「あの方が八重樫センセーです。
以上で『軽音部』の紹介を終わりたいと思います!」


「「「ありがとうございました!!」」」



奏音たちが頭を下げると、生徒たちからたくさんの拍手が送られて部活動紹介は終わった。

時刻は既に放課後の時間に差し掛かっていて、帰りのホームルームを終えたクラスから下校することになった。

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