生徒会室で甘い、秘密の時間
ライトが照らされるなか、私の足は舞台の真ん中へと歩みを進める。


「こ、こんにちは。
私は例の一年です」


原稿を見ながら礼をするとみんなざわめき出す。


「あの子が?」


「なんか可愛くね?」


「でも意地悪そー」


これが私のみんなから見た、評価。


「こ、この度は生徒会長のお話にもあった通り私たちの関係は一切なんでもありません。
私からもご理解頂くため、お話させてもらいます。

かなりの嫌がらせがありました....。それについては、もうやめてほしいです。
誤解されてしまったのは私が悪いことも承知しており⎯⎯⎯⎯⎯ 」


「はあ。二人が一緒の傘に入って歩いてたのとか見たんだけど!?」


私を遮って聞こえた女子生徒の声。


「ウチも見たことあるー」


「俺は自動販売機にいたとこ見たー」
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