生徒会室で甘い、秘密の時間
「完成しないといけないんだから頑張れよ」


「....はい」


そうだよね。


しっかり....しなきゃ。


生徒会のメンバーは遅くまで残って説明会の準備も、文化祭の準備も頑張ってるし。


私も頑張らないといけないのに。


もう一回階段を塗り直して、男子のミスコンの衣装の確認をして。


そうするともう五時を回っていた。


「あ、宇佐美さん。これ風間先輩に渡してきてもらってもいいですか?」


「わかった。莉穂先輩って資料室で説明会の資料まとめてるよね?」


「そうです。資料室にいると思うのでお願いします」


神山くんのに分厚いファイルを渡される。


「じゃあ、行ってきます」
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