生徒会室で甘い、秘密の時間
資料室は階段を降りてすぐの薄暗い部屋。


あーあ....今日も曇り。


雨降らないといいな。


もう傘は使いたくない。


「莉穂先輩....」


資料室の扉を開けるとキャスターのついた椅子に莉穂先輩は座ってパソコンのキーを叩いている。


「ちはるちゃん。ありがとうね、これちょうど参考にしたかった資料なの」


にこっと笑って莉穂先輩は言ってくれる。


ふと床を見るとたくさんの布が散らばっていた。


鮮やかな布たちが....なんで?
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