生徒会室で甘い、秘密の時間
「リンゴはもう買ったよ。美味しいヤツ。
義母役の宇佐美さんも白雪姫役の東條さんも食べるからねー」


なんか伊藤さん優しい。


「ありがとう」


「でさ、そのリンゴどこに置いとけばいい?」


伊藤さんがカゴに入った赤い毒々しいリンゴを持ち上げる。


このリンゴ....美味しいリンゴだからか毒っぽい.....?


「リンゴかぁ。ナマモノだけど一日くらいなら舞台袖かな」


一日くらいなら腐らないはずだし。


「わかったわ」


「そのリンゴ、すごいね。再現度高い....」


「あー、これね?ちょうどいいの探したの」


それにしてもすごく本物っぽい。


疑ってる訳じゃないし、そんな毒のリンゴなんてあるわけないんだけど。


「そうなんだ、わざわざありがとう」
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