幼馴染との恋!?~幼なじみの甘い溺愛~
立ちあがろうとした時に、あることを思い出す。

「あっ……莉子ちゃん!注文した物がまだ来てないから……」

「あ……。あいちゃん、ここで待ってて!」

「え?」

「私が、言ってくるから!」

そう言って、お店を出て行った莉子ちゃんに罪悪感を感じる。

わ、私が行けばよかった……。
莉子ちゃんが行く理由は無いんだし……。

そう思い莉子ちゃんと海斗くんが居るところに目を向ける。

あ、莉子ちゃんが海斗くんとこっちに来てる……。は、早い……。

「あいちゃんー!終わったよー!」

「は、早かったね……!」

「なーんか、海斗がー「可愛い彼女が居るのでって断ったらすぐにどっかに行ったよ」

莉子ちゃんの声を遮る海斗くん。

「可愛い彼女だって〜」

か、可愛い彼女……。
海斗くんにそう思ってもらえてることが嬉しかった。

「ふふっ、良かったね」

「うんっ……」

「海斗って、あいちゃんのこと大好きなのよ」

「え……?」

だい、好き?
……海斗くんが私を?

「え、まさか……気づいてなかったの?」

「う、うん……」

「……じゃあ、何って思ってたの?」

「えっ、と……彼女……」

「……あいちゃん、こいつかなりあいちゃんのこと大好きよ?」

「えっ……そうなの?」

そうだと嬉しい……っ!

「まさか気づいてない、なんて……」

そんなに驚くことかな……?
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