幼馴染との恋!?~幼なじみの甘い溺愛~
「ねーあれってさ」

「え?あ、海斗さまじゃない⁉︎」

「ほ、本当だ!お化け屋敷に入ってたんだー!」

後ろから女の子達の声が聞こえて来る。

「あー騒がしいわね、モテ男を連れてると」

莉子ちゃんの言葉に頷く。

「海斗くんはモテモテだよね……!」

自分で言って苦しくなった。

「そんなことないよ、モテてもいいことないし。あいちゃんが居ればいい」

えっ……。
そう、なの……?

海斗くんのセリフに驚いてしまう。

「可愛い……」

「え?」

「顔、真っ赤……」

う、嘘⁉︎

ーぎゅっ

「本当に可愛い……大好き」

「……っ」

だ、抱きしめられてる……⁉︎

「きゃー!」

「海斗くんが女を抱きしめてるー!」

「わ、私の海斗さまが!」

女の子達のいろんな声が周りから聞こえて来る。

「あーもう!なんで、こんなところで……あいちゃんを離して!」

莉子ちゃんが私と海斗を引き離す。

「……やめてよ」
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