幼馴染との恋!?~幼なじみの甘い溺愛~







「いらっしゃいませ、何名さまですか?」

「3人です」

「3名さまですね、それではこちらのライトを持っていってらっしゃいませ〜」

黒いカーテンをめくって中に入る。

「へー結構本格的なんだね」

「海斗、感心してないであいちゃんを守ってよ、私も以外に怖くて驚いてるんだから」

莉子ちゃんが驚いてる……。
珍しい……。

「私、あいちゃんを守れる自信ないわ。ごめんね……」

「守ってもらわなくて大丈夫だよ!」

そ、そこまでビビりではない、はず!

「きゃっ……!」

「っと……大丈夫?」

「……っだ、大丈夫!」

海斗くんに抱きしめられてたから顔が近い……っ!

「あーこれにびっくりしたのね」

莉子ちゃんの方に視線を向ける。

紐……?

「紐ね、これ」

「転ばなくてよかったよ……」

「あ、ありがとうっ……」

海斗くんのおかげで転ばなくて済んだ。

「いーのよ、お礼なんて、こいつはあいちゃんを触れて幸せでしょうから」

「え?」

触れて、幸せ?

「余計なこと言うな」

「でも、本当のことでしょ?」

「……」

「ほらね」

な、何がだろう……。

「あ、分かってないね、こいつはー…」

「あいちゃん進もう?」

「う、うん」

り、莉子ちゃんの声、遮って良かったのかな?
海斗くん遮ってたけど……。
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