【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
――こうなったら覚悟を決めよう。
今度こそ本当に彼を信じる。揺るがない。
そして彼の言っている『その時』が来たら……。
「ニンニクをたっぷり食べてキスしてやる!」
強烈な臭いに目を白黒させる臣海さんを想像して、私はハハッと笑いだす。
本当の恋人効果は絶大だ。すっかり心が軽くなっている。
「明日の朝、ミヤちゃんに電話しよう」
今ごろ自分を責めているであろう彼女に私の決意を話したら、たぶん怒るか呆れるかするだろう。
けれどもきっと最後には、『応援するよ』と言ってくれるに違いない。
「ふふっ、ニンニクの話も聞かせてあげよう」
いつか3人で肉バルに行って、今日の出来事を笑い話にできたらいいなと思う。
――でも、その前に……。
臣海さんに再び抱かれる自分を想像すると、全身が甘い疼きで満たされるのだった。