【6/15番外編追加】一夜の恋じゃ終われない 〜冷徹ホテル王の甘い執着〜
その1ヶ月後に妊娠が判明すると、臣海さんは踊りださんばかりに喜んで。
久遠のご両親からは『必要な物は全部プレゼントするから』と百貨店のカタログが送られてくるし、臣海さんは郊外に一軒家を建てようかと言い出す始末。
休職した私はともかくとして、臣海さんの通勤に便利な今のマンションで十分だからと説得するのに苦労したのも、今ではいい思い出だ。
「――そういえばさ、子供の名前の候補、3つに絞ったよ」
ぼんやり考えごとをしていた私に電話の向こうから臣海さんが話しかける。
「ニューヨークでも考えてくれてたんだ」
「もちろん」