記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
目を覚ますとあたりは明るくなっていて、私は何度か瞬きをする。




視界に入ってきたのは、端整な顔立ちの彼。




全身をすっぽりと彼に包まれている私。




お腹の赤ちゃんも朝から元気に動いている。



まるでまだ、あたたかな夢の世界にいるような感覚に浸りたくて、私はもう一度目を閉じた。
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