記憶喪失の妻は一途な夫(外科医)に溺愛される
妊娠16週・・・ってどのくらいなんだろう・・・。
ふとこんな時いつもなら携帯電話で検索をすることを思い出して、私は周りを見渡した。

持ち物があるはず。
私の携帯電話があれば何か思いだせる何かがあるかもしれない。

体を起こして周りをみると、ベッドのサイドボードの上にある女性もののバックを見つけた。

見覚えはない。でも明らかに紫苑のものではないだろう。

私は大きく深呼吸をしてから、体を動かした。
転ばないように気をつけなきゃ。

足を床に付ける。
少し動くだけで頭がずきんと痛んだ。

ゆっくりゆっくり。
慎重に私は足に体重をかけようとする。
< 28 / 219 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop