政略結婚かと思ったら溺愛婚でした。
「浅緋、両方買ったら。洗い替え用にしても困らないものだから」
「はい」
それも片倉がさっと手にしてしまう。
「え? あの慎也さん!」
「家のものなんだから、僕が買うに決まっているよね?」
「あの、ありがとうございます」
「着て見せてくれたら、それでいいよ」
「もちろんです!」
笑顔が可愛い。
もう、今すぐ帰って着て見せてほしい。
夜は本屋が入っている駅前の複合ビルの上にあるレストランで食事をして、帰ることにした。
「慎也さん……」
「ん?」
「ありがとうございます。いろいろ買っていただいてしまったし、それにとても楽しかったです」
「僕もだよ」
浅緋は今まで、片倉とのことは政略結婚だと言われ続け、一時は諦めかけていた関係だった。
けれども一旦それを白紙にして、自分たちで婚約を決め、そして今日は片倉からデートに誘ってもらったのだ。
浅緋にとっては初めての経験だったけれども、とてもとても楽しかった。
「はい」
それも片倉がさっと手にしてしまう。
「え? あの慎也さん!」
「家のものなんだから、僕が買うに決まっているよね?」
「あの、ありがとうございます」
「着て見せてくれたら、それでいいよ」
「もちろんです!」
笑顔が可愛い。
もう、今すぐ帰って着て見せてほしい。
夜は本屋が入っている駅前の複合ビルの上にあるレストランで食事をして、帰ることにした。
「慎也さん……」
「ん?」
「ありがとうございます。いろいろ買っていただいてしまったし、それにとても楽しかったです」
「僕もだよ」
浅緋は今まで、片倉とのことは政略結婚だと言われ続け、一時は諦めかけていた関係だった。
けれども一旦それを白紙にして、自分たちで婚約を決め、そして今日は片倉からデートに誘ってもらったのだ。
浅緋にとっては初めての経験だったけれども、とてもとても楽しかった。