政略結婚かと思ったら溺愛婚でした。
ご機嫌になった片倉は、靴を脱いで部屋の中に入る。
「いい匂いだな。今日は何を作ったの?」
「今日はお教室だったので、ローストビーフです」
片倉の帰りが基本的にはいつも遅いので、会社帰りの時間を利用して、最近は浅緋は料理教室に通っているのだ。
片倉自身は、料理も掃除も浅緋が手を煩わせることはない、と思っていたのだが、教室に通う浅緋が『今日はこんなお献立を習ってきました!』と嬉しそうに報告してくれて、自分のために何かを作ってくれることが本当に嬉しい。
だから今は遠慮なくそんな浅緋に甘えている。
もちろん自分が嬉しいからと無理強いするつもりはなくて、できる範囲で好きな時で構わないと浅緋には言ってある。
そうしたら、
「早く帰れるときは教えてくださいね。せっかくお教室に通わせてくださっているんだから、腕前を披露したいんです」と膝の上で、耳元に囁かれてしまったのだ。
その瞬間、心の中では100回くらい犯したと思うが、片倉は浅緋に向かってにっこりと品の良い笑顔を向けたのだった。
「それは嬉しい、必ず連絡するね。すごく楽しみだな」
「いい匂いだな。今日は何を作ったの?」
「今日はお教室だったので、ローストビーフです」
片倉の帰りが基本的にはいつも遅いので、会社帰りの時間を利用して、最近は浅緋は料理教室に通っているのだ。
片倉自身は、料理も掃除も浅緋が手を煩わせることはない、と思っていたのだが、教室に通う浅緋が『今日はこんなお献立を習ってきました!』と嬉しそうに報告してくれて、自分のために何かを作ってくれることが本当に嬉しい。
だから今は遠慮なくそんな浅緋に甘えている。
もちろん自分が嬉しいからと無理強いするつもりはなくて、できる範囲で好きな時で構わないと浅緋には言ってある。
そうしたら、
「早く帰れるときは教えてくださいね。せっかくお教室に通わせてくださっているんだから、腕前を披露したいんです」と膝の上で、耳元に囁かれてしまったのだ。
その瞬間、心の中では100回くらい犯したと思うが、片倉は浅緋に向かってにっこりと品の良い笑顔を向けたのだった。
「それは嬉しい、必ず連絡するね。すごく楽しみだな」