魔法の恋の行方・ドラゴンのヘタレ純愛・シリーズ6(グラゴールとエリィ)
欲しかったものが・・
この腕のなかにある・・・
もう・・
押さえきれなかった・・・

どうしようもなく・・
この想いを

「愛している・・」

「え?」
エリィはその言葉に
驚いたように、体を離そうとした。

次の瞬間

グラゴールは、
指にはめた魔法石を、エリィの額に押し当てた。

鋭い光が放たれ・・・

エリィの頭が崩れ落ちたが、
グラゴールの腕によって
抱き留められた。

そのまま
しっかりエリィを抱きしめると、大きな翼を広げて、
空に向かって飛び立った。
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