魔法の恋の行方・ドラゴンのヘタレ純愛・シリーズ6(グラゴールとエリィ)
<エリィの夕食・その2>

エリィが首をかしげた。
「道が開く・・・とは、
どのような意味なのですか」

アンナは、
ヘアブラシを手に取った。
「ここは魔力のある場所です。
旦那様のお力がないと
森の外へは出られません。
入ることもできませんが」

エリィは考え込んで
「それでは私も
ここに一週間は、いなくてはならない・・
ということですね」

アンナは微笑んだ。
「そうですね。
では、お着替えを・・」

ぐぅう・・きゅるきゅるぅう・・
エリィのお腹が鳴った。

「まぁまぁ、そうですよね、
お腹がおすきですよね」
アンナは笑い、エリィは赤くなった。
「お食事を早くするようにしましょうね」
「はい・・ありがとうございます」
エリィは、
クスクス笑うアンナに、頭をさげた。
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