コーヒーを片手に
Now I Don't Love You Any More
Now I Don't Love You Any More

ちょっと、そんなに嫌がらないでよ
もうなんとも想ってないわ
ええ、確かにあなたを困らしたわ
反省してるわ

でもね、誰だって
自分にとって理想の人が現れたら
放っておかないでしょ?
あなたのこと軽い程度で
好きになっていたなら
告白の手紙なんか
書かなかっただろうし
うつにもならなかったわ
あなたの事を想って
涙を流すことすらしなかったでしょね

誰だって心から愛せる人が見つかったら
何もしないでなんていられないでしょ?
あなただって
そんな経験したことあるはずよ

そんなにビクビクしないでよ
何もしないわよ
男でしょ
いい大人なんだから
目をそらさないで
クールに平静を装えばいいじゃない
もう何とも想ってないから
安心して
あなたに何も期待をしてないわ

あれから半年が経った
時間が解決してくれるってこのことね
本当に嘘みたいに落ち着いたわ
前に好きになった人達の事を
忘れられない様に
あなたのことも
完全には忘れられないけど
でも未練があるわけじゃないのよ
今となってはいい思い出
いい経験になったと思ってるの
もちろん、時々こう思うわ
「自分の気持ちを伝えなければよかった」てね
恥ずかしい気持ちと
申し訳ない気持ちでそう思ってしまうの
本当に悪かったわ
ごめんなさい
でも今さら思ったところで何も変わらないわ


過去は過去
終わってしまったことは
過ぎた時間なの
塗り替えられない時間なの
あなたに
今私の気持ちを伝えることができたなら
あなたはホッとするでしょね
でもわざわざあなたに伝えるつもりはないわ
またビクビクドキドキさせることになるから
そんなことをしたら私はいつまでも
厄介な女の子扱い

確かにいきすぎた事をしたかもしれない
ごめんなさい
その時私はあなたしか見えなかったの
夢中だったのよ
でも、仕方ないことでしょ
好きで仕方なかったんだもの

でも安心してもう何とも想ってないから

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