初恋グラフィティ
03 悪夢の始まり
恭平さんの言葉に動揺していると、彼は手を動かし、今度は胸を揉んできた。
「志保ちゃん、胸おっきいねー」
「えっ…?!」
驚いた。
「ちょっ…、やめてください…!」
私はとっさに抵抗したけど、彼の腕はびくともしない。
「幸男のこと知りたいんでしょ…?だったら俺の言うこと聞いてよ」
恭平さんは私の首からケープとタオルをさっと外すと、
髪の毛が散らばってる床の上に、無理矢理私を引きずり落とした。
そして私をあお向けにすると、一瞬にして体の上にまたがってきて…。
「え…」
うそ…。
うそだよね…?
そう思ったけど、これは紛れもない事実。