夏の風
陽斗はバンガローから離れ、川の近くまであたしを連れてきた
川って…正直…寒い
陽斗は今日はいつもよりカジュアルで、ダボダボのデニムに暖かそうなブルゾンを着ていた
あたしはチェックのシャツの下はロンTでかなりの薄着
川からくる冷たい風に思わずブルッと震えた
「あっ、寒い?」
陽斗はそう言うと着ていたブルゾンを脱いであたしに着せてくれた
「いいよ!陽斗が風邪ひいちゃうよ?」
「俺はそんなヤワじゃねぇよ」
陽斗の優しさに少し心が動く
川の流れる音や木々のざわめきが心地よい
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