夏の風


丈流くんもあたしが今よりキレイになったら彼女と別れて振り向いてくれるかな 


あたしもサキの隣でいつもより念入りに髪を梳かした 


「亜耶はそんなにやんなくても、誰と会うわけでもないでしょ?」


志乃の鋭い突っ込みにもめげず、キレイになるために頑張った 



「あ〜お腹空いた〜」


3人で机をくっつけてお弁当を食べ始めた時 


「あっ…メール…」


サキの携帯にメールがきた 


「え〜っ…どうしよう」


「何?どうしたの?」


志乃が唐揚げを口に運びながら聞いた 


「今日、学校抜けて皆でシンの家来れないか?って」


「何で?何かあるの??」

あたしはちょっと興奮してご飯をボロボロこぼした 

「亜耶!汚いでしょ!」


志乃に怒られたけど、サキの言葉が気になる 


「今日、仕事が早く片付きそうだから早めに集合かかったんだって…丈流くんから」


「たっ、丈流くん?!」


あたしは思わず椅子から立ち上がった 






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