夏の風


あたし達が歌い終わる頃、社員さん達が到着した 


ボックス内はたちまち大人数になり、いつの間にか翼くんと話し終わったメグがあたしの隣に戻ってきた 


「ど〜だった?」


あたしは小声でそっとメグに聞いた 


「今日…告るって!!」


メグはニコッと笑いながら、あたしに教えてくれた 

「本当に?!大丈夫かな?」


「大丈夫でしょ?
男なんだから、やる時はビシッとやりな!
って言っといた!」


「メグ…カッコいい!」


「何言ってんの?亜耶だってそうだよ。せっかく好きな人に出会えたんだから、後悔しないようにしたほうがいいよ!」



メグはあたしが丈流くんに片想いしていることを知ってて励ましてくれている 


「うん…そうだね」


あたしはメグにそう答えながら、無性に丈流くんに会いたくなった






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