甘い夜の見返りは〜あなたの愛に溺れゆく
野木さんのご両親は、野木さんが産まれてから直ぐに離婚。
ある日、お母さんが入院することになって、部屋を片付けてると、1枚の写真があって、裏には野木さんの産まれる1年前の日付と『最愛なる努さんと』と書いてあった。
肩を抱き合ってる2人。
後ろには西条ホールディングスのプレートが飾ってあった。
この人がお父さんだと調べたら、西条HDの社長だと分かった。
「お父さんの傍で仕事をしたい」
そう思って中途採用で入社し、必死で仕事をこなして、ようやく秘書のポジションにもつけた。
野木さんはお母さんの為に、自分が娘だと名乗るつもりは無かった。
ある時、管理部にいる東さん、この人は私が挨拶に行った時、「昔はねぇ、」と1時間くらい西条HDの話をしてくれた人。
その東さんから聞いたのが、
「緒川さんという、野木さんによく似た人がいて、社長と愛し合っていたの。でも、社長はその人でなく、社長令嬢と結婚したのよ」
野木さんはその話を聞いて悟った。
お母さんは、捨てられたんだと。
「母は女手1つで私を育て、私も寂しくても貧しくても我慢して、2人で生きてきた。でも2人の息子、専務と孝さんは、苦労も知らず暮らしているのに腹が立ってきて、昔の母のような思いを息子達にしようと、専務に近づいたの」
その言葉にドキッとした。
まさか…
「専務は、私に全くなびかなかった。専務は無理だと思って、次は孝さんに近づいたの」
良かった…
野木さんへ気持ちは揺れなかったんだ。
「孝さんは人を疑うことはしないし、心の曇りが全くない人なの。私がわざと胸元が見えるようにしたら、顔を赤らめて本当に純粋な人」
孝さんを思い出すと、想像がつく。
ある日、お母さんが入院することになって、部屋を片付けてると、1枚の写真があって、裏には野木さんの産まれる1年前の日付と『最愛なる努さんと』と書いてあった。
肩を抱き合ってる2人。
後ろには西条ホールディングスのプレートが飾ってあった。
この人がお父さんだと調べたら、西条HDの社長だと分かった。
「お父さんの傍で仕事をしたい」
そう思って中途採用で入社し、必死で仕事をこなして、ようやく秘書のポジションにもつけた。
野木さんはお母さんの為に、自分が娘だと名乗るつもりは無かった。
ある時、管理部にいる東さん、この人は私が挨拶に行った時、「昔はねぇ、」と1時間くらい西条HDの話をしてくれた人。
その東さんから聞いたのが、
「緒川さんという、野木さんによく似た人がいて、社長と愛し合っていたの。でも、社長はその人でなく、社長令嬢と結婚したのよ」
野木さんはその話を聞いて悟った。
お母さんは、捨てられたんだと。
「母は女手1つで私を育て、私も寂しくても貧しくても我慢して、2人で生きてきた。でも2人の息子、専務と孝さんは、苦労も知らず暮らしているのに腹が立ってきて、昔の母のような思いを息子達にしようと、専務に近づいたの」
その言葉にドキッとした。
まさか…
「専務は、私に全くなびかなかった。専務は無理だと思って、次は孝さんに近づいたの」
良かった…
野木さんへ気持ちは揺れなかったんだ。
「孝さんは人を疑うことはしないし、心の曇りが全くない人なの。私がわざと胸元が見えるようにしたら、顔を赤らめて本当に純粋な人」
孝さんを思い出すと、想像がつく。