僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
「ききちゃん、一緒に来なかったこと、後悔してるのですね」
頭を撫で撫でされて、私はびっくりしてしまう。
「ひおちゃん……」
そんなのされたら泣いちゃうよ……。
私はジワッと浮かんできそうになった涙を、うつむきながら瞬きを少なくして、何とか溢れさせないように頑張る。
「私、いつかお会いしてみたいのですっ」
不意に声の調子を変えてひおちゃんが言ったので、私は思わず彼女のほうを見た。
途端ぽとっと涙が落ちてしまって、「あ」と思う。
「いつも凛としたききちゃんを、こんな風にしょんぼりさせてしまえる人ですっ。きっと素敵な人に違いないのですっ」
ひおちゃんがニコッと笑って差し出したハンカチで目元を拭ってくれて、私はつられて泣き笑いになった。
「夜になったら、たくさんたくさんお話を聞かせてくださいねっ」
楽しみなのですっ。
可愛らしい顔をして、ガッツポーズをするひおちゃんに、私は思わずクスッと笑ってしまった。
ギャップ萌えっていうのかな、こういうの。
多分、後方を歩く私たちをちらちらと気にしながら歩く塚田さんは、ひおちゃんのそういう不思議な魅力も含めて愛しておられるんだろうな。
理人は――私のどこを好きになってくれたんだろう。
ふと、そんなことを思った。
頭を撫で撫でされて、私はびっくりしてしまう。
「ひおちゃん……」
そんなのされたら泣いちゃうよ……。
私はジワッと浮かんできそうになった涙を、うつむきながら瞬きを少なくして、何とか溢れさせないように頑張る。
「私、いつかお会いしてみたいのですっ」
不意に声の調子を変えてひおちゃんが言ったので、私は思わず彼女のほうを見た。
途端ぽとっと涙が落ちてしまって、「あ」と思う。
「いつも凛としたききちゃんを、こんな風にしょんぼりさせてしまえる人ですっ。きっと素敵な人に違いないのですっ」
ひおちゃんがニコッと笑って差し出したハンカチで目元を拭ってくれて、私はつられて泣き笑いになった。
「夜になったら、たくさんたくさんお話を聞かせてくださいねっ」
楽しみなのですっ。
可愛らしい顔をして、ガッツポーズをするひおちゃんに、私は思わずクスッと笑ってしまった。
ギャップ萌えっていうのかな、こういうの。
多分、後方を歩く私たちをちらちらと気にしながら歩く塚田さんは、ひおちゃんのそういう不思議な魅力も含めて愛しておられるんだろうな。
理人は――私のどこを好きになってくれたんだろう。
ふと、そんなことを思った。