僕惚れ④『でもね、嫌なの。わかってよ。』
リビングに入ってセレのトイレをチェックして、いつもより数時間早いけど、ご飯も準備する。
セレの器を棚から取り出したら、時間なんてお構いなしなんだろうな。「ご飯ですか!?」とキラキラした目で僕を見上げてきた。
烏羽玉色の艶やかな毛に、アーモンドみたいな大きな吊り目。
何となく葵咲ちゃんを彷彿とさせられて、何て可愛いんだろう!と思う。
セレは男の子だから葵咲ちゃんにはなり得ない――っていうかそもそも猫だから無理なんだけど、そんなことを思いながら、ニャーニャーとすり寄るセレにご飯を置いてやる。
ニャ、ニャッと小さく喜びの声を漏らしながら器に頭を突っ込むセレを横目に、
「ごめ、……僕ちょっと横にな、るね」
言って、寝室に向かった。
遮光カーテンを閉めて、でも少しだけ迷って窓は全開にしておいた。
もし僕が寝ている間に、誤って葵咲ちゃんがここに入ってきたりしたら……って考えると何としても密室は避けたくて。
セレの器を棚から取り出したら、時間なんてお構いなしなんだろうな。「ご飯ですか!?」とキラキラした目で僕を見上げてきた。
烏羽玉色の艶やかな毛に、アーモンドみたいな大きな吊り目。
何となく葵咲ちゃんを彷彿とさせられて、何て可愛いんだろう!と思う。
セレは男の子だから葵咲ちゃんにはなり得ない――っていうかそもそも猫だから無理なんだけど、そんなことを思いながら、ニャーニャーとすり寄るセレにご飯を置いてやる。
ニャ、ニャッと小さく喜びの声を漏らしながら器に頭を突っ込むセレを横目に、
「ごめ、……僕ちょっと横にな、るね」
言って、寝室に向かった。
遮光カーテンを閉めて、でも少しだけ迷って窓は全開にしておいた。
もし僕が寝ている間に、誤って葵咲ちゃんがここに入ってきたりしたら……って考えると何としても密室は避けたくて。