すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
「えっ!? ……あの、可愛いって言ってた後輩?」
柳川が失恋したことなんて、先刻承知だったけれど、さも知らないみたいに驚いてみせたの、わざとらしくなかったかな?
「……なんだ、鳴宮。お前、知ってて飲みに誘ってくれたんじゃねぇのか」
言われて、「……たまたまだよ」って答えながら、内心ヒヤヒヤだ。
「あの、すみませ〜ん。高砂純米スパークリングとおぼろ豆腐ください」
それを誤魔化すみたいにグラスに残っていたビールを飲み干すと、日本酒とおつまみを追加注文した。
「おい。あんま飲むなよ? 俺、今日は結構ヤケになってるし、間違いが起こらないって保証、してやれねぇからな?」
目を眇めるようにして言われて、トクンッと心臓が跳ねた。
ね、柳川、間違いってなに?
起こったら私、逆に嬉しいやつじゃない?
「お前さ、2年になってすぐ髪型とか変えただろ。それがな、ちょっと」
――今の俺にはソワソワすんだよ。
そう小声でそっぽを向くようにして付け加えられたのは、いい傾向……?
柳川が失恋したことなんて、先刻承知だったけれど、さも知らないみたいに驚いてみせたの、わざとらしくなかったかな?
「……なんだ、鳴宮。お前、知ってて飲みに誘ってくれたんじゃねぇのか」
言われて、「……たまたまだよ」って答えながら、内心ヒヤヒヤだ。
「あの、すみませ〜ん。高砂純米スパークリングとおぼろ豆腐ください」
それを誤魔化すみたいにグラスに残っていたビールを飲み干すと、日本酒とおつまみを追加注文した。
「おい。あんま飲むなよ? 俺、今日は結構ヤケになってるし、間違いが起こらないって保証、してやれねぇからな?」
目を眇めるようにして言われて、トクンッと心臓が跳ねた。
ね、柳川、間違いってなに?
起こったら私、逆に嬉しいやつじゃない?
「お前さ、2年になってすぐ髪型とか変えただろ。それがな、ちょっと」
――今の俺にはソワソワすんだよ。
そう小声でそっぽを向くようにして付け加えられたのは、いい傾向……?