すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
そこからは、どの変形菌が一番好きかって話になって、私が瑠璃色が美しいルリホコリがいいって言ったら、柳川はモジホコリが好きだと言って。
「何でモジホコリ?」
そういえば柳川、さっきもひとりでそれ、見てたっけ。
そんなに美しい見た目ではないものを何の躊躇いもなく上げた柳川に思わずそう聞いたら、「最短コースで迷路解けるとか神だろ」って笑うの。
子供の頃に図書室で読んだ本に載っていた、迷路を解くモジホコリの話が、柳川が変形菌にハマるきっかけになったのだと教えてくれた。
ん。
少しずつだけどちゃんと笑えるようになってきたね。
さっき研究棟にひとりでいた柳川の横顔を見た時は、目に光が宿ってないみたいに見えて不安だったけど……良かった。
そう思いながら彼の横顔を見つめていたら、ビールを焼酎に変えた柳川が、ポツンと言った。
「……俺さ、今日ずっと片想いしてた幼なじみにフラれたんだ」
って。
一緒に実験をしてる時なんかに、その子の可愛さとか惚気られたことがあったから、ある種の礼儀として話してくれたのかな。
「何でモジホコリ?」
そういえば柳川、さっきもひとりでそれ、見てたっけ。
そんなに美しい見た目ではないものを何の躊躇いもなく上げた柳川に思わずそう聞いたら、「最短コースで迷路解けるとか神だろ」って笑うの。
子供の頃に図書室で読んだ本に載っていた、迷路を解くモジホコリの話が、柳川が変形菌にハマるきっかけになったのだと教えてくれた。
ん。
少しずつだけどちゃんと笑えるようになってきたね。
さっき研究棟にひとりでいた柳川の横顔を見た時は、目に光が宿ってないみたいに見えて不安だったけど……良かった。
そう思いながら彼の横顔を見つめていたら、ビールを焼酎に変えた柳川が、ポツンと言った。
「……俺さ、今日ずっと片想いしてた幼なじみにフラれたんだ」
って。
一緒に実験をしてる時なんかに、その子の可愛さとか惚気られたことがあったから、ある種の礼儀として話してくれたのかな。