すてられた想い人をなぐさめたら、逆に私がひろわれました!?
「あのっ、究さん、私っ」
本当にごめんなさい!って言おうとしたら、「待った! 謝るのは無しじゃけぇね?」って先手を打たれてしまう。
「そんなんされたら俺、ぶちみじめになるじゃん?」
「ぶち」はきっと、「ぶちくそ」と同じで「すごく」って意味かな。
勝手にそう解釈をしつつ聞いた彼のセリフは、確かに至極もっともで……。
私は今にも口をついて出そうだった謝罪の言葉を、寸前でグッと飲み込んだ。
謝れば、きっと私は楽になれる。
だけど究さんはそうじゃない。
だったらごめんなさいなんて言うべきじゃないんだ。
自分が究さんと同じ立場だったなら、やっぱり謝られたくなんてないもの。
「なんかさ、俺も言凛ちゃんも柳川も……みんな思うようにならんで辛いっちゃね」
ややして、究さんがポツンとそうつぶやいて。
私は「……そうですね」って小さくうなずいた。
本当にごめんなさい!って言おうとしたら、「待った! 謝るのは無しじゃけぇね?」って先手を打たれてしまう。
「そんなんされたら俺、ぶちみじめになるじゃん?」
「ぶち」はきっと、「ぶちくそ」と同じで「すごく」って意味かな。
勝手にそう解釈をしつつ聞いた彼のセリフは、確かに至極もっともで……。
私は今にも口をついて出そうだった謝罪の言葉を、寸前でグッと飲み込んだ。
謝れば、きっと私は楽になれる。
だけど究さんはそうじゃない。
だったらごめんなさいなんて言うべきじゃないんだ。
自分が究さんと同じ立場だったなら、やっぱり謝られたくなんてないもの。
「なんかさ、俺も言凛ちゃんも柳川も……みんな思うようにならんで辛いっちゃね」
ややして、究さんがポツンとそうつぶやいて。
私は「……そうですね」って小さくうなずいた。