人気俳優に気に入られました
水族館の人にお礼を言い、車に戻った。
「涼太さん。お母さんのお墓行きましょう」
「いや、いいよ。せっかくのデートだし。」
「行きましょう。会いに。」
「うん。」

車で向かった。
「あっ、ちょっと止まって。」
「はい。花屋?」
「そう。お母さんにお花。買ってきます。涼太さんは待ってて。」

「お待たせ。好きな花わかんないけど、キレイだったから、これにした。すいません。待たせて。」
「いや。」

お墓についた。
「初めまして。斎藤飛鳥と申します。
 涼太さんにお世話になってます。」
と挨拶して、お墓をキレイにし、花を添えた。

涼太さんに言われた。
「なんか、ありがとう。」
「とんでもないです。」
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