クールなイケメン総長さまの溺愛には注意です!

バイバイした後、私も自分の下駄箱に向かった。



「おい、清水」



靴を履き変えようとしたところで聞き覚えのある声に名前を呼ばれて振り返る。


そこにいたのは………



「え?秋葉くん?」



何故か不機嫌なオーラを出した秋葉くんが壁に寄りかかっていた。


私はびっくりしてフリーズする。


え?


なんでここに秋葉くんがいるの!?



「な、なんで、秋葉くんがここにいるの?」



なんでここにいるのかがわからずたどたどしくなりながらも聞いた。


私の言葉を聞いてムッとする。



「忘れたのかよ?待ってるって言ったから待ってるんだけど」


「…………」



何それ。


私を待ってたの?
何時に終わるかわかんなかったのに、ずっとここで?


…………なんか、嬉しい。



「ほんとに待ってるとは思わなかった」


「あ?俺は、約束守る男だぞ」



真面目か。


思わず苦笑い。
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