忘れたくない、私をみてよ。
「何騒いでんの?」
カホの彼氏だ。まずい、私殺される。慌てて踵を返して、ノートのことなんて気にできなかった。ただ逃げた。それからのことは覚えてない。
「ねぇ、お母さん。本当のこと言える相手ってどうやって作るの?」
私は気にしてないふりしててとても気になっていた。うちに帰り夕食の準備の手伝いをしながら、何気なく、本当に何気なく聞いてみた。
「えー?好きな子でもできたノォ?」
出た、おばさん根性。お母さんは大阪が地元なわけじゃないのに、よく言われる大阪のおばちゃんっぽい見た目の、シングルマザー。
カホの彼氏だ。まずい、私殺される。慌てて踵を返して、ノートのことなんて気にできなかった。ただ逃げた。それからのことは覚えてない。
「ねぇ、お母さん。本当のこと言える相手ってどうやって作るの?」
私は気にしてないふりしててとても気になっていた。うちに帰り夕食の準備の手伝いをしながら、何気なく、本当に何気なく聞いてみた。
「えー?好きな子でもできたノォ?」
出た、おばさん根性。お母さんは大阪が地元なわけじゃないのに、よく言われる大阪のおばちゃんっぽい見た目の、シングルマザー。