秘密の溺愛ルーム~モテ男子からの奪い合いがとまらない~

***

「それがローズの宿命なのよねえ」


翌日。

今、私の部屋には蘭子さんがいる。

なんだかとんでもないことになりそうだと、久々に蘭子さんに助けを求めたのだ。


「……宿命、とは?」

「エクセレントから狙われるってことよ」


さらっというけど、それ、穏やかな話じゃないよね……?


「んんっ、蘭子さんもそうだったんですか?」


気を取り直して、咳払いして聞き返せば、


「まあねー」


長い髪をサラッとかきあげて、まんざらでもなさそうな顔。

さすが。

琴宮さんが、ローズ像として蘭子さんの名前を上げていたくらい。きっと伝説のローズなんだろう。


「私の旦那、当時のトップなの」

「ええっ!! それって、エクセレント総合1位の人ですか……?」

「そうよ~、ふふっ」
< 283 / 383 >

この作品をシェア

pagetop