雨降り王子は、触りたい。
三咲だってスウィーツのことになると、めちゃくちゃ表情に出るし。
抹茶パフェの時とかメニュー見てる段階で────なんて、記憶を遡っていると。
ゴソゴソと、音が聞こえてきて。
「………はい」
そう言った三咲は、ポケットから取り出した何かを私に突き出した。
「…………え」
そこにあるのは、小さな包。
薄ピンク色の可愛い包装紙と白のリボンで可愛くラッピングされているそれは、どう見てもプレゼントだ。
だけど………どういうこと?
頭が、追いつかない。
「あげる。…これ渡したくてあんたのこと探してたんだ。」
あげるって、三咲が私に……?
「手、出して」
私はぼーっと、言われるがままに手の平を出す。
するとカサッという音共に、包が落ちてきた。