雨降り王子は、触りたい。



それに、もしかしたらあの涙は私のせいかもしれなくて。

そうなると私は三咲に、仮があるわけで。



「誰が行くよ〜?まじでジャン負け?」



…あー、もうっ



私はゴクリ。唾を飲み込む。

そして────



「…私が行く。」



右手をまっすぐ天井へ向かって伸ばした。



< 33 / 451 >

この作品をシェア

pagetop