雨降り王子は、触りたい。
「メガネやめるのは、あんたのことレンズなしで見たいから」
そう言った三咲の瞳に、私の目も心も、貫かれる。
そして。
「あと、」
─────ぐいっ
何かを言いかけた三咲は、思い切り私の手を引き寄せて。
……チュ
優しく唇が重ねられた。
「……こういうとき、ちょっと邪魔だし」
……それはつまり、キスするとき、メガネが邪魔……?
バクバクバクバク………
心臓が爆音を響かせる。
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