お嬢様、いけませんよ
だけど、頑張って新しい学校に馴染めたらいいな



目の前には当然かのようにリムジンが止まっている


昨日乗ったのと同じだ…




今から学校に、行くんだよね…


なんでリムジンなんか出してあるんだろ?



「お嬢様。今から送迎致しますのでお乗り下さい」




学校に車…?それもリムジンで、!



なんというお金持ち!セレブ…!





現実からはかけ離れているけれど…



いつ見ても立派な車…




って!感心してる場合じゃないよ!




『え!?が、学校にこれで行くんですかっ!?』



「?はい。そうですが、どうかなさいましたか?」




『…い、いえ…その、私、歩いていきます、』



「それはいけません。旦那様方からの命令でございますのでお乗り下さい」



『お、お父さん達にっ!?』




「はい。そうですよ」



『そ、そうなんですか…』





「では。お乗り下さい」



『ありがとうございます』




この執事さんは手を差し伸べることが好きなのだろうか。



それとも私のことに気を使ってくれて…?





それもお父さんに頼まれているのかな?




いつも私が車に乗る時には手を差し伸べてくれる時に思うのが、指が綺麗



こんなことを気にしている私は少し気持ちが悪いかもしれないけど、きっと誰が見てもそう思うはず
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