乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
「そうよ。新崎が家政婦もつけてくれるの。明日からマンションに行くわ」

公康さんは泣きそうな顔をしていたけど、そんなの私の知ったことじゃないわ、
もうあなたは用済み。

「ま、待ってよ。響子ちゃん!」

「うるさいわね。あなたも自由にしたらいいでしょ!」

そう言い捨てると公康さんは失望したような目で私を見た。
そんな目で私を見ても私の気持ちは変わらないわ。
残念ね。

「響子ちゃん!別居するっていうなら、離婚だ!それでも行くのかっ!?」

「ええ。お好きにどうぞ。離婚届けは送るわ」

私がそう言えば、残るとでも思った?
渡りに船とばかりに荷物を詰めた。
乗った船が行き着く先は宝の山よ!
新崎グループで働ける上に月子を潰して、天清さんが手に入るなんてラッキー以外、なにものでもないわ。
このチャンスを逃さない!
公康さんが涙目で私を見ていたけど、少しも気にならなかった。
だって私は新崎の社長夫人になるのだから!!
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