乙女ゲームオタクな私が妹の婚約者と結婚します!
「す、すみません。徹夜はきつかったですよね。つい夢中になって語ってしまいました」
「いいよ。月子が嬉しそうな顔をしていたから、楽しかった」
キラキラとした笑顔で言われ、危うく倒れかけた。
ま、また、そんな直球で!
にやけた顔を見られたくなくて、枕で顔を隠した。
天清さんはごろごろと布団に横になり、目を閉じた。
「今日は土曜日だし、このまま寝よう」
「そうですね……」
確かに私も体力の限界だ。
一晩中、『ときラブ』のいいところを語っていたのだから、眠くてしかたがない。
天清さんは優しくて、真剣に聞いてくれた。
もう天清さんは目を閉じ、眠っていた。
いつも眠るのが早いけど、その方が私も安心して眠れる。
「ありがとうございます。天清さん」
そっとお礼を言って、お辞儀し、横になった。
嫌われずに済んでほっとしたのと疲れていたせいで、何も考えずにそのまま一緒に眠ってしまった―――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「天清さん、起きてらっしゃいますか?」
部屋の戸をノックする音に目が覚めた。
すでにお昼過ぎ。
「起きてる。遠堂なにかあったか?」
「いいよ。月子が嬉しそうな顔をしていたから、楽しかった」
キラキラとした笑顔で言われ、危うく倒れかけた。
ま、また、そんな直球で!
にやけた顔を見られたくなくて、枕で顔を隠した。
天清さんはごろごろと布団に横になり、目を閉じた。
「今日は土曜日だし、このまま寝よう」
「そうですね……」
確かに私も体力の限界だ。
一晩中、『ときラブ』のいいところを語っていたのだから、眠くてしかたがない。
天清さんは優しくて、真剣に聞いてくれた。
もう天清さんは目を閉じ、眠っていた。
いつも眠るのが早いけど、その方が私も安心して眠れる。
「ありがとうございます。天清さん」
そっとお礼を言って、お辞儀し、横になった。
嫌われずに済んでほっとしたのと疲れていたせいで、何も考えずにそのまま一緒に眠ってしまった―――
◇ ◇ ◇ ◇ ◇
「天清さん、起きてらっしゃいますか?」
部屋の戸をノックする音に目が覚めた。
すでにお昼過ぎ。
「起きてる。遠堂なにかあったか?」