Kiss Me Kitty! ~年下猫系男子とゆる甘アパート生活~
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ところが、気づけばお昼のほのぼのドラマは終わり、サスペンスドラマが始まっていた。
ツカサは一向に帰ろうとせず、未だに座布団に居座っている。
比菜子は何度か彼を盗み見ているが、まったく動く気配がない。
「あのー……ツカサくん?」
「なんだよ」
「あなた、いつ帰るつもり?」
ついにそう尋ねると、ツカサは顔を赤くして怒りだし、テーブルに腕を置いて貼り付いた。
「なんだよ俺がいちゃ邪魔なのかよっ!
ちゃんと大人しくしてるだろ!」
「いや邪魔だわ」
(なに考えてんのこの猫。イケメンだからってなんでも許されると思うんじゃないわよ)
比菜子が迷惑そうに白目をひんむいて「帰れ」とテレビを消すが、野良猫も対抗して眉間にシワを寄せて威嚇し、偉そうにふんぞり反る。
「なんだと! 俺は邪魔者扱いされたことなんてねぇぞ!」
「アンタの周りの大学生の小娘と一緒にしないでくれる!? こちとら大人なんだから暇じゃないのよ! ガキんちょのお守りなんてしてらんないの!」
(暇だけど)