Kiss Me Kitty! ~年下猫系男子とゆる甘アパート生活~
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一夜明け、日曜日の朝になった。
規則正しい生活をしている比菜子は、七時ぴったりにベッドから降り、身支度を整える。
昨日、隣に越してきた猫に生足をディスられたショックが残っている比菜子は、今日はショーパンの下にスパッツを装着していた。
下着を洗面器で手洗いしてから部屋干しし、他の洗濯物はカゴに突っ込む。
手近にあったパーカーを羽織ると、カゴを持って共用スペースの洗濯機へと運ぶ。
(共用の洗濯機を使うのは久しぶりだ。……別に、ツカサくんの様子が気になるわけじゃないもん)
廊下に出ても、物音はしない。
「まだ起きてないの?」
比菜子は返事があることを期待して、そう茶化すようにつぶやいてみたが、ウンともスンとも言わない。
(本当にあれからどうしたんだろう……。汚いお風呂には入れないって言ってたけど、結局入ったのかな?)