僕らの恋愛事情【完】 ~S・S更新中~
「ゆーパパ、おきて?ばあちゃんが”しゅきあき”でき、だって」
「—————ん?祐詩?」
「そうよ!ぼくね”とーきょ”ついたの」
「うん・・・そうなんだ―――しーパパは?」
「いまよんでくるぅ~~」
バタバタと走っていく息子
階段が気になって急いで起きたら頭が痛くて蹲った。
下に無事にたどり着き元気に詩安を呼ぶ声が響く。
それからドタドタと階段を踏み鳴らす二種類の音。
俺の視界に大好きな人の足が入ってきた。
「———二日酔いだな。んとに…………」
呆れながらも、優しい手つきで俺の背中を撫でて労わってくれる。
「———ったく。やっぱり毎回こうやって迎えに来るよ」
言いながら二日酔いに効くドリンクを渡してくれるから素直に飲み干した。
「店休んだの?」
「うん、ソワソワしてあぶねえから休めって」
「店主に言われたんだ」
「———まあそういうこと。すき焼き食べよ?立てるか?」
「うん」