客観的恋愛曖昧論〜旅先の出会いは、運命の出会いでした〜
初日が終わりかけたあの時、どうしても帰らせたくなかった。残りの日も一緒にいたいって思ったんだ。
最初は下心があったわけじゃない。もう少し一緒に話したかった。だからホテルに戻ってから彼女の部屋をとるつもりでいた。
でも車で二葉の寂しそうな顔を見て、俺も何故か苦しくなった。二葉の手を握った途端、彼女の中に身を沈めたい衝動に駆られたんだ。
後で彼女に言われて、自分が想像以上に弱っていて、癒しを求めていたことに気付かされた。
どうにも出来ない苦しさとかを、独りよがりなセックスで二葉にぶつけてしまったのに、彼女はその全てを受け止めてくれた。
それだけじゃない。寂しくて満たされない俺のことを、何度も求めてくれた。二葉にどれだけ救われたか、あの時は言葉に出来なかった。今ならちゃんと伝えられるのにな……。
本当は三日だけじゃなく、二葉とずっと繋がりたいと思ってたんだ。体だけじゃなくて心も……。ただ二葉の意志が強くてそれは叶わなかったけど。