謎解きキッチンカー
『なにかお手伝いできることがあったら呼んでね! 絶対だよ!?』


前回、キャンプ場から戻ってきたとき、香織は藤田さんにそう伝えておいたのだ。


藤田さんはその時のことを覚えてくれていて、こうして香織に連絡してきたというわけだ。


メールを読んだ香織は一瞬にして目を輝かせた。


さっきまで怖い本を読んでおびえていたのは、一気に吹き飛んでしまったようだ。

香織はすぐにOKの返事を藤田さんに送った。


《よかった。じゃあ、明日迎えにいくから、ご両親にはちゃんと伝えておいてね》


《わかりました!》
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