付き合ってるんだ私たち

記憶がない

 部屋を出た。リビングに男の人がいた。
 バーテンさんだった。
バーテンさんは、いつもスラーっとして、顎ひげを生やしていて、ワイシャツにネクタイとベストでキッチリしていた。
 しかし、家では、パーカーにジーパンとラフな格好だった。

「おはよう。
 頭痛とか吐き気はない?」
「おはようございます。
 大丈夫です。
 私・・・。」
「お店で酔い潰れて、寝てたから、そのまま・・・というわけには行かず、家に連れてきた!」
「申し訳ありません。ご迷惑おかけして。」
「大丈夫。お水飲んでね。」
「はい。」
水を一気飲みした。
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