ネットが繋いだ虹の架け橋
「…………何とも思わないよ。遥のそれが、自分の表現の仕方なんでしょ?遥が好きなようにしたらいい……どんな格好をしても、遥は遥なんだから」

自分がそう言って微笑むと、遥は涙目で自分を見つめた。

「……そんなこと言ってくれたの、伊織が初めてだ……実は、僕……体と心の性別が一致してないの……体は男性だけど、心は女なんだ……お金も溜まったし、近々手術を受けたいなって思ってて……」

「…………そっか。遥が話してくれたんだ……自分も話さないと……自分、Xジェンダーの無性なんだ……体は女なんだけど、心は無性なんだ……」

「そうなんだ……まぁ、これからよろしくしてもらえると助かるよ」

そう言って、遥はにこりと笑う。それからは何かを思い出したららしい遥は、カバンから1枚の紙を取り出した。

「……実は、また新しい曲を作ってて……その、えっと……」

何かを言いづらそうに、遥は辺りを見渡す。自分はテーブルに運ばれてきたパフェを食べながら、遥を見つめた。

「……まだ、時間ある?あるなら、自分の家に来なよ……そこで、話そう……」

自分は、そう言って遥に微笑みかけた。



「狭くてごめんね……」

自分の家に遥を入れた自分は、荷物を置くと本棚からノートを取り出して、テーブルに置く。
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