Gentle rain
「ここだ。」

お店の名前を確認して、中へと入る。

やはり繁盛店というだけあって、順番を待つOLさん達が、長椅子へと座っていた。

「どうぞ。」

とりあえず菜摘さんを椅子に座らせ、俺はその隣で立たされ坊主を決めていた。


「よくここには、いらっしゃるんですか?」

先ほどの仕事モードとは打って変わって、、あのパーティーで会った菜摘さんをその時見た。

「いえ。初めてです。噂にはよく聞くんですけどね。」

そんな会話をしていると、店員さんがメニュー表を持ってきてくれた。

「どうぞ。お決まりでしたら、お伺い致します。」

そう言って店員さんは、他の人にはグループに一つメニュー表を渡して行ったというのに、俺達には菜摘さんに一つ、俺に一つと別々にメニュー表を渡して行った。
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