赤い糸

別れ



さすがにこの時期になると、周りのみんなも受験を意識し出した。

就職組は、面接練習があった。

私が受験するところは、朝から勤務、昼から専門学校、夕方からまた勤務というハードな所だった。

ただ、それがどれほど大変なのか想像も出来ないでいた。


今までいつでも一緒にいたしんちゃんと、少し距離ができた。

私が家でも勉強をするようになったからなのか。

それでも、毎朝しんちゃんは変わらず迎えに来てくれる。

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